電話オペレーター技能検定について

電話オペレーターはかつては「電話交換手」と呼ばれていました。仕事の内容は会社にかかってきた電話を交換機を使って目的の部署に繋ぐことで、仕事内容そのものはそれほど難しいものではありません。

ですが電話オペレーターはその会社の代表電話の窓口を勤めるわけですので、いわば会社の顔と言ってもよく、無作法な態度をとっては会社自体に悪いイメージがつきかねません。そのためにも、電話応対のための最低限のマナーは身についていなければなりません。「電話オペレーター技能検定」はそのための技能を身に付ける検定です。

まず、専門の養成機関で50時間ほどの講習を受けます。そして、認定試験に合格すると公益財団法人日本電信電話ユーザー協会から「電話オペレーター技能認定書」が交付されます。

試験日は一年に数回あり、受験料は1000円です。試験内容は応対(基本、語調、交換用語)、通信の仕組み(電話サービスの種類、利用方法、サービスの種類)、取扱手続(交換台オペレーションの基本事項)です。

技能検定は技能がどれほど高いか認めるものであって、資格というのとはまた別の物ですが、電話オペレーター技能検定を受けていれば、大きなアドバンテージになることは間違いありません。また、電話応対コンクール全国大会(公益財団法人日本電信電話ユーザー協会主催)というのも毎年開かれています。電話オペレーターとは声だけで対応するものなので、それだけに技能も大切になってきます。